孫琳の個人書店

自作小説を公開していくだけの素朴なブログ

>放課後の教室
誰もいなくなって、グラウンドでの野球部の声がおぼろげに聞こえるだけ

そんなひっそりと静まり返った、3年A組
中にいるのは、二人の人間

一人は男
一人は女

女の方が男を凝視しているが、男は下をうつむいたままただ突っ立っている

そのうち、男が意を決したように顔を上げ、口を開く

「ず、ずっと前から・・・・・・好きでした!付き合ってください!!」

男は腰を折り曲げ、ずっと手を差し出していたが、相手側からのリアクションが無い

不可解に思い、顔を上げると、そこには誰もいなかった

静かな教室に響く男の独り言

「そうか・・・・・・・・・・逃げるほど嫌だったのか・・・・・・・・・」

学ランの袖で目を拭い、そのまま男は教室を後にした

男が立ち去った後の教室
中にいるのは一人の女

教室の隅に置いてある用具箱のドアが開いて
一人の女が出てきた

静かな教室に響く女の独り言

「どうしよう・・・・・・・・・・・・・」




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2007.10.31 00:19 | 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-) |
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